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女装

姉のウェディングドレスで花嫁に≪第一章≫


これは創作のお話です。
女装に興味のない方、嫌いな方は、お読みにならないでください。


《地震の朝はベビードール》

駐車場に車を止めて、お寺の門をくぐり抜けると、広い境内に入る。石畳を歩き、本堂の裏手にある墓地にお参りをするのです。

今は”令和”ですが、もう過去の出来事になってしまった”平成”のあの日のことを、昨日のことのように思い出すのです。


1月17日、午前5時46分、私はまだ布団の中でした。
ゆらゆらと揺さぶられるような動きを感じて、見上げると大きく蛍光灯が揺れていたのです。

布団の中にいる私は、大きな揺れで建物が壊れるのではないかと不安を感じながら、地震の揺れが収まるのを待っていたのです。かなり長い時間揺れていたように感じました。
大きな揺れが収まり、しばらくすると廊下で人の声がしていたのですが、その時の私は急いで外に飛び出すことができなかったのです。

asaG2なぜなら、ひとに見られては困るような姿だったのです。
セミの羽のように薄いベビードールに、透けるようなスキャンティー、ガーターストッキングという姿で寝ていたからです。

昨夜の私は、薄くメイクをしてセミロングのウイッグを被り、下着女装を楽しんでいたのです。

いつものようにC社のカメラを三脚にセットして、部屋のピンクのカーテンを閉じると、そこには女の子しかいません。
「ああ、なんて悩ましい下着なの」
「こんなに透けて見えると、男の人に何をされるかわからないわよ」
「ああ、あっ、そこは、だめっ」
「そんなこと言っても、本当は・・・Hして欲しいんだろ」

薄いカードの様なリモコンを手にして、シャッターを切る。
「あっ、だめよ、写さないで」
「こんな恥ずかしい下着で、誘惑しておいて」
「もっと、恥ずかしがってごらん」

リモコンのボタンを押すと同時に、ストロボが光り、その後すぐにポーズを変えてシャッターをきる。
まだ、デジカメのなかった当時は、あの部分は露出できなかった。それとカメラ店で現像してもらうしかなく、仕上がった写真を「こちらでよろしいですか?」と毎回のように聞かれるので、代金を支払うとさっと店を出た。
写真の女の子と、自分を見比べられないためにも。

「今夜は、セクシーすぎ、ひどくHっぽい」
「あなたのためよ、恥ずかしいのをがまんして」
「がまんして買ったのかい・・・」
「着る時も、はずかしいのよ」

「あっ、そんなとこ、触っちゃ」
「触った方がいいんだろ」
「アアーン、ダメッ。でも、やめないで、オネガイ」

そして、鏡に映る自分を眺めながら何度もオナニーで自分自身を慰める行為のあと、そのままの姿で寝てしまったのです。

激しく揺れた瞬間、私はまだ布団の中でした。
ゆらゆらと揺さぶられるような動きで、机の上のものだけでなく、机そのものがずれ動き、メイクに使った化粧品が飛ぶように投げ出され、ベッドも大きく揺れていたのです。

布団の中にいる私は、大きな揺れで建物が壊れるのではないかと不安を感じながら、地震の揺れが収まるのを待っていたのです。かなり長い時間揺れていたように感じました。

私が住んでいるワンルームマンションは、男性の入居者が多く、そのままの姿では廊下に出るわけにもいかなかったのです。

しばらくして揺れは収まったのですが、まだ外は暗くて、外の様子もわかりませんでした。
そのあと、電気が消えましたが、すぐに灯かりがともりました。
水道の水が出たので、急いでベビードールを脱いで、メイク落としで洗顔してからブリーフに履き替え、トレーナーを着て、ズボンを穿いたのです。

かなり大きな揺れだったから、テレビで地震情報が放送されているかなとスイッチを入れると、まだブラウン管式だったテレビに映像が映りました。

近畿地方で大きな地震があったとアナウンサーが話し「詳しいことは分かり次第お伝えします」と繰り返していた。しばらくして、気象情報の時間になったが、神戸では震度6と報じていた。

まだ学生だった私は、研究室での実験など深夜までかかることがあり、自宅から離れた大阪で暮らしていた。自宅は大丈夫かなと心配だったが、当時は携帯電話もなく、テレビに映し出される映像にくぎ付けになっていた。

大阪は震度5と報じられていた、神戸の被害がテレビに映し出され、三宮のビルがゴロンという感じで倒壊していた。さらに阪急電車の伊丹駅が倒壊し、何人かが亡くなったと報じていた。

ジャンバーをはおり、近くの公衆電話に走った、テレフォンカードを差し込んで自宅の番号にかけてみたけれど、全く通じない。電話の故障かと、バイト先に電話すると「大丈夫か、大きな地震やったな」と店長の声が聞こえた。

10キロほど離れた場所には通じた、しかし、神戸の自宅や友人宅にも電話したが全くつながらなかった。

駅前まで行くと、電車は動いていなかった。改札口には、地震による影響で運転を見合わせていますと張り出されていた。電車をあきらめてワンルームマンションまで戻り、バイクに乗って神戸の自宅に向かった。

尼崎あたりから、倒壊した建物や傾いた家があり、人々が公園などに避難していた。
西宮から先には進みにくくなり、信号がまったく点灯していない、道路はあちこちで渋滞し始めていた。

芦屋に入ると、国道のアスファルトがめくれあがり、亀裂やゆがみだらけで、道路が波を打っている状態だった。喉が渇いたが、コンビニも店内は真っ暗で開いていない、停電のため自動販売機も使えなかった。

自宅に近づいたとき、あたりの状況のひどさに愕然とした。1階に車庫のある家は、上から押しつぶされたように家屋の2階以上の部分がのしかかり、1階部分や車も押しつぶされていた。

大きなお屋敷の塀が倒れ、まるで舗道のようになっていた。その上を人が歩いていた。
自宅は地震の揺れのせいか、二階が一階を押しつぶすように壊れていた。

自分の家だけでなく、昭和初期に建てられた近所の家も倒壊していた。
母はどこか、姉はどこか、倒れた建物の中に入ろうとしたが、大きな余震があり「危ないから中に入るな」と止められてしまった。
それでも、壊れた自宅のがれきを取り除き、大きな声で母の名前を呼び、姉の名前を呼んだが、何の返事もなかった。

冷え切った神戸の街、ライフラインも遮断され水もなく、乾ききったのどを潤すこともできず、ときどき襲ってくる余震で建物がさらに崩れ落ちていくのをどうすることもできなかった。


Wed0117-2今日は、1月17日、母と姉が亡くなった日。
後で亡くなった父の命日でもあるのです。

お盆やお彼岸でなく、この日にお参りすることにしているのです。

大震災の時、東京に出張中で助かった父も、私が結婚してから、思いがけず早く、亡くなりました。
母と姉が亡くなってから、5年が過ぎ、お正月を迎えた後に倒れて、1月17日に亡くなったのです。

お寺の駐車場はがらんとしていて、他に駐車している車も少なく、すぐに車を止めました。
ここは神戸ではなく、南大阪だから被災地から遠く、平日の午後ということもあって、ほかにお参りしている人もいないようです。


ドアを開けて、車から降りたった今日の私は、お墓参りのため少し地味な服で女装しています。

なぜ?女装しているか・・・
女装クラブに行くわけでもなく、家族のお墓にお参りするのに、なぜ、女装しているのかについては、今から過去にさかのぼりお話します。

《一人二役を演じながら》

もう、今から18年も前のことです、病院の宿直が終わり、自分の職員寮に戻った。

震災から2年が過ぎていた。
震災で自宅が倒壊したために、卒業後すぐに、僕は職員寮のある病院に就職した。

看護師などの職員寮に比べると、少し狭いけれど1LDKの部屋は以前よりも広く、浴室と大きなミラーのある洗面所があって、僕には好都合だった。

震災で母と姉を失い、心の寂しさを紛らわすために、壊れた家から取り出した母や姉の遺品の中から、父には内緒で母や姉の衣類を僕の部屋に運び込んだ。

heyagi1寂しさから、つい肌着やブラウス、スカートなどを身に着け、ファンデーションでメイクして、アイブローで眉を描き、ルージュを塗ってからウイッグを被ると、鏡の中には母や姉とそっくりな自分がいることに気づいた。

母や姉に会いたくなったら、女装して鏡に映る自分を見つめて会話した。
ひとりで二役を演じながら、母や姉と想い出を語りあったり、仕事のことでどうすればいいか、相談したりしていた。

時には、セックスの話になって、父さんとはどんなふうに愛し合っていたのかを母に尋ねたり、姉には婚約者がいたのだが、どこまで経験したのかを尋ねたりした。

ひとりでエッチな話題を話しながら、ショーツの中で硬くなってきた部分を触れながら

「まあ、いけない子ね、もうそんな風になってしまうなんて」
「エッチなことばかり聞くから、そう、やっぱり大人になってきたのね」

「じゃあ、こんな風にしてあげようか」
「ダメだよ、触っちゃあ」
「そうね、彼女にしてもらったら」
「もう姉さんったら、そんなこと彼女に頼めないよ」

「彼女とはどこまで進んだの、結婚まで妊娠させちゃだめよ」
「彼女は、・・・妊娠なんかしないから」
「じゃあ、避妊には気を付けているのね、ゴムかピルを使っているの?」
「違うよ、コンドームやピルなんか使わなくても、絶対!・・・妊娠なんかしないから」

「まさか、ニューハーフ?、お〇んちんのある男の娘なの?、母さんは心配だわ」
「大丈夫だから、心配しなくていいよ」

pinkpp2
現実にはありえない会話で、僕は興奮して、ひとりで自分自身を慰める行為に夢中になってしまうのでした。

「ああ、きもちいいよ、僕のお〇ん〇んがこんなに堅くなって」

「このままじゃ、かわいそう、こうしてあげる」
「もう、ガマンできないよ、ああっ」
「いきそうなの、いいわ」

「ヒトミ・・・、いくよ、いくっ」
「ヒトミのこと思いながら、いってね」
「ああっ、ヒトミ、いくよっ、いくっ、アアー」

自分のことを女の子のように「ヒトミ」と呼んで、、一人二役の行為は終わるのです。


《続く》 第2章 身代わりの花嫁 へ

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阪倉 ゆり

女装子 阪倉 ゆり
一度女装をやめていました。でもある日。過去の女装した写真を見て、女装を楽しんでいたころを思い出し、ふたたび女装するようになりました。

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